ウレタン塗料は、塗料の基材としてウレタン樹脂を使っているものです。他のタイプとしては、シリコン塗料や無機塗料、フッ素塗料などがあります。ウレタン塗料のメリットとしては、まず価格が安いという点が大きいです。他の塗料よりも販売価格が安いため、その分十分な量の塗り重ねができます。別のメリットとしては、外壁に対する密着力が強いという点です。しっかりと壁材に密着してくれるので、剥がれに強く、雨風に耐える力もあります。
一方で、ウレタン塗料は、耐用年数が短めであるというデメリットに注意する必要があります。主流となっているシリコン塗料が10年程度持つのに対して、ウレタン塗料は7、8年くらいが耐用年数と考えられています。そのため、耐久性という面では、あまり外壁塗装や屋根塗装などでは使用されなくなっています。
【ウレタン塗料の特徴から見るおすすめの使い方】
外壁塗装ではそれほど使用されなくなっていますが、ウレタン塗料の特徴として幅広い建材に適用できるため、塗り替えをする時には、どこかで使われていることが多いです。具体的には、ベランダや屋上の防水加工などにウレタン塗料を使用していることがあります。厚塗りできますし、固着力が強いといった特徴があるため防水塗装に向いているのです。また、塩ビ素材にも固着してくれるという特徴があるので雨樋にも使用されるケースが多いです。
このように、ウレタン塗料にはメリットデメリットがありますので、メリットを生かして適切な場所に塗装することが重要です。
