サイディングボードってどんな壁?

サイディングボードとは、建物の外壁に張り付けるパネル型の外壁材です。

工場で大量に作られたボードを外壁に貼り合わせ、ボードとボードのつなぎ目をコーキングで埋めることで外壁を形成しています。

モルタル外壁より施工にかかる時間が短く、コストを安く抑えられるのが特徴です。

また、色のバリエーションやデザインが豊富で、近年では多くの住宅で使用されている建材です。

サイディングボードの構造

サイディングボードを外壁に張り合わせる方法には「直貼り工法」と「通気工法」の2種類があります。

●直貼り工法●

防水シートが施された外壁の上に直接取り付ける工法のことです。

なので外壁の内側に通気性を確保することができません。

そのため、外壁の内側に湿気が溜まりカビや結露が発生してしまいます。

直貼り工法は工程が少なく済みますが、今現在あまり行われていません。

●通気工法●

防水シートが施された外壁とサイディングボードの間に、通気胴縁(つうきどうぶち)という木材を入れ、空気が通る隙間を作ることで通気性を確保した工法です。

水分や湿気を逃がし、結露やカビ発生による外壁やサイディングボードの劣化を防ぐことができます。

また、外壁とボードの間に隙間に空気の層ができるので断熱効果が高まるメリットがあります。

今回は、サイディングボードの構造についてお話させていただきました。

なんだか殺風景な外壁に是非、サイディングボードを貼ってお洒落な建物にしてみませんか?